様々な事情でWEBサーバーとメールサーバーを別々に管理運用したい場合があります。
ここでは同一ドメインでホームページとメールを別々のサーバーで運用するための手順等方法を説明します。
お名前ドットコム・さくらインターネット・XSERVER、等々場合は管理画面にログイン
ネームサーバーを管理している事業者の管理画面からゾーン情報を修正することでWEBサーバーまたはメールサーバーを別々に運営できるようになります。
普通はドメインを登録した事業者のネームサーバーを使っていると思います。
ネームサーバーのゾーン情報を修正する
例えばさくらインターネットでは図1の様な情報が見える画面があります。
AレコードがWEBサーバーのIPアドレスです。
MXレコードがメールサーバーのIPアドレスです。
MXレコードが10@となっているのは「@ A で指定されたサーバ(192.168.1.100)でメールを運営する」という意味です。
WEBサーバーを別に切り出したいときはAレコードを書き換える
Aレコードを参照したいWEBサーバーのIPアドレスに書き換えれば、WEBサーバーを切り出すことができます。
メールサーバーを別に切り出したいときはMXレコードを書き換える
MXレコードを参照したいメールサーバーの情報に書き換えれば、メールサーバーを切り出すことができます。
メールをGmailで運用したい場合のMXレコード
詳しくはGoogle Workspace 管理者ヘルプを参考してください。
MX レコードの値が詳しく説明されています。
図2はGoogle公式ページからの抜粋です。
名前、ホスト、エイリアス | TTL(Time to Live)* | レコードタイプ | 優先値 | 値 / 応答 / 参照先 |
---|---|---|---|---|
空白または @ | 3600 | MX | 1 | ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 5 | ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 5 | ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 10 | ALT3.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 10 | ALT4.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
図2をさくらインターネットに当てはめると図3のようになります。
まとめ
WEBサーバーを別に切り出したいときはAレコードを書き換える
メールサーバーを別に切り出したいときはMXレコードを書き換える
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