Gmail宛にメールを送信すると送信エラーメッセージが送られてくる|相手に届かない問題を解決する方法

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この記事では、Gmail宛にメールを送信すると送信エラーメッセージが送られてくる、相手に届かない問題を解決する方法を説明しています。
以下のような問題が生じている方の参考になります。

  • GmaiL宛にメールを送信すると、以下のようなエラーメッセージがサーバーから返されて、Gmail宛のメールを相手に届けることができない。
    ※*****はドメイン名またはIPアドレスです。
エラーメッセージ

This is the mail system at host mail-proxy101.phy.******.com.

I’m sorry to have to inform you that your message could not be delivered to one or more recipients. It’s attached below.

For further assistance, please send mail to postmaster.

If you do so, please include this problem report. You can delete your own text from the attached returned message.

                   The mail system

<*****@gmail.com>: host gmail-smtp-in.l.google.com[**.***.**.**]

said:

    550-5.7.26 This mail is unauthenticated, which poses a security risk to the
    550-5.7.26 sender and Gmail users, and has been blocked. The sender must
    550-5.7.26 authenticate with at least one of SPF or DKIM. For this message,
    550-5.7.26 DKIM checks did not pass and SPF check for [******.co.jp] did
    not 550-5.7.26 pass with ip: [***.*.**.***]. The sender should visit
    550-5.7.26  https://support.google.com/mail/answer/81126#authentication

for

    550 5.7.26 instructions on setting up authentication.
    i10-20020a170902c94a00b001adc74c482asi177526pla.151 – gsmtp (in reply to
    end of DATA command)

送信エラーになる原因

Gmailのセキュリティが強化されたことが原因です。

迷惑メール(スパムメール)などの手口である「なりすまし」を防止するため、SPF を使用してドメインに代わってメールを送信できるメールサーバーを指定していない場合はGmail側によりメールの受信が拒否または、迷惑メールに分類されます。

以下、Googleからの抜粋説明です。

SPF を使用してなりすましと迷惑メールを防止する

なりすましとフィッシングへの保護対策を行い、メールが迷惑メールに分類されないようにする

SPF は標準的なメール認証方式であり、組織のドメインをなりすましから保護し、送信メールが受信サーバーによって迷惑メールに分類されるのを防ぐのに役立ちます。SPF を使用して、ドメインに代わってメールを送信できるメールサーバーを指定します。受信側のメールサーバーは SPF を使用して、受信メールの送信元とされるドメインが偽装されたものではなく、承認済みのサーバーから送信されたことを確認します。

SPF を使用していない場合、組織またはドメインから送信されたメールは、受信メールサーバーによって迷惑メールに分類される可能性が高くなります。

重要: 2022 年 11 月より、個人用 Gmail アカウントにメールを送信する新規の送信者は、SPF または DKIM を設定する必要があります。Google では、新規の送信者から個人用 Gmail アカウント宛てのメールをランダムにチェックして、認証されたメールであることを確認します。認証方法が一つも設定されていないメールは拒否されるか、迷惑メールに分類されます。この要件は、すでに送信者である場合は適用されません。ただし、組織のメールを保護し、今後の認証要件をサポートするために、必ず SPF と DKIM を設定することをおすすめします。

https://support.google.com/a/answer/33786?hl=ja

解決/対処方法

以下のように解決できます。

メールを送信しているサーバーのIPアドレスとメールサーバー名をSPFレコードの許可リストに追加する

XSERVERを例にして説明します。

手順(XSERVERを例とします)

  1. サーバーパネルにログインします。
  2. 「DNSレコード設定」を開きます。
  3. 設定対象ドメインを選択します。
  4. 「DNSレコード一覧」タブを選択します。
  5. 「種別」が「TXT」のレコードで、「内容」に「「v=spf1」から始まる記述があるかを確認します
SPFレコードが見つかった(設定がある)場合
  1. 該当する行の右にある「変更」ボタンを押します。
  2. 以下を参考にエラーの出ている、送信元メールサーバーのIPアドレス(XXX.XXX.XXX.XXX)と送信元メールサーバーホスト名(XXXXXX.com)を追記します。
内容
修正前
v=spf1 +a:sv***.xserver.jp +a:(ドメイン名) +mx include:spf.sender.xserver.jp ~all
修正後v=spf1 +ip4:XXX.XXX.XXX.XXX +a:sv***.xserver.jp +a:(ドメイン名) +mx include:spf.sender.xserver.jp include:_spf.XXXXXX.com ~all
SPFレコードがない(設定がない)場合
  1. 「DNSレコード追加」を選択します。
  2. 以下の内容で登録します。
設定内容
ホスト※空欄のまま
種別TXT
内容v=spf1 +ip4:XXX.XXX.XXX.XXX +a:sv***.xserver.jp +a:(ドメイン名) +mx include:spf.sender.xserver.jp include:_spf.XXXXXX.com ~all

※エラーの出ている送信元メールサーバーのIPアドレス(XXX.XXX.XXX.XXX
※エラーの出ている送信元メールサーバーホスト名(XXXXXX.com

このエラーが起こるケース

特に目立って発生している2つのケースを紹介します。

  1. メールサーバーとWEBサーバーを別々に運用している。
  2. 通常使っているメールとは別に、WEBサーバー(ホームページ)からお問い合わせへの自動返信等々を送っている。

まとめ

Gmail宛にメールを送信すると送信エラーメッセージが送られてきて相手に届かない場合は、SPFレコードに送信元メールサーバーのIPアドレスとホスト名を追記すると解決します。

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